お題

□僕に構うのはあなたぐらいですよ
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私には日課がある。

まず、朝起きたら散歩をすること。それが終わったらシャワーを浴びて、朝御飯を食べて学校行き



「黒子君、おはよう」



クラスメイト彼に1番に挨拶する事。

これが私の朝の一連の流れだ。



「おはようございます。今日も早いですね」

「早起きだけが取り柄だからね!」



果たしてこれは自慢出来ることなのかも分からないが胸を張って答える。

すると黒子君が微かに笑った。(様な気がした)



「しかし、貴女も変わった人ですね」

「え、なんで?」



唐突に繰り出された言葉に少したじろぐ。私、変なこと言ったっけ?



「だって、」

「うん。」

「僕、影が薄いじゃないですか」

「うん?」



どうしたんだ。何を言い出すんだ、君は。まさかの自虐ネタに再びたじろいだ私に「ボクに構うのはあなたぐらいですよ」と彼は言う。


そういう黒子君は私の思い過ごしなんかじゃない。確かに今度は微笑んでいて。




「別に変じゃないでしょ」

「なら、何でボクに構うんですか?」



なにをそんなに気にしているのだろう。理由は至極、簡単なことなのに。


でもね、



「それは内緒」

「え、」




まだ君には理由を教えてあげない。












(考えたらすぐ分かるでしょ?)
(答えは貴方が好きだから)







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なんだかんだ気にかけてもらって嬉しい黒子。笑


101210

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