*図書館戦争@*
□キーホルダー。
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「郁」
「何ですか?」
「今、何か欲しいものとかあるか」
「はい?」
いきなり聞かれ、戸惑う郁。少し考え…
「あ!」
「何だ」
「キーホルダーが欲しいです!」
「…キーホルダー?」
「はい!携帯電話に付けるものが欲しいです」
前のやつ壊れちゃったから…と、呟く。
「それは…自分でも買えるんじゃないか」
「…篤さんが聞いたから答えたんですけど」
「あ、すまん」
それに、と付け加え
「篤さんが選んだものを付けていたいんです」
うつむき、赤くなる。その言葉を聞いて堂上も赤くなった。
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