*図書館戦争@*

□薬。
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ある日のこと。郁は珍しく熱を出した。

「38度5分か…」
「う〜篤さん…」
「ん?どうした?」
郁を心配してかいつもより優しい。
「えらい〜」
「仕方ないな…薬飲むか」
「えっ!!やだ!!」
ガバッと起き上がる。
「何でだ。」
郁はうつむき、
「……苦いから、です」
頬を赤らめて言う。その姿に堂上は思わずキスしそうになったが、病人ということを思い出す。
「でも飲まないと熱は下がらないだろ」
「そうだけど…」
郁はまだ下を向いている。



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