*頂物*

□美女の挑発
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誰もが振り返る

その美しさに

その本人は気にせず堂々と歩いているが

―…たまには心配してほしいものだ

とため息をつく、俺

たまたま公休が重なった。

本当は家でまぁ、あれだ

麻子とその…っんん!

何を言っているんだ、俺は…

麻子が出掛けたい、といったからこう出かけているわけだ。

なんでも笠原の誕生日が近いらしい。

だから来ているわけだが…

視線が痛い。

特に男だ

どうしてか?

そんなの簡単だ

麻子が






ミニスカを履いているから


「光?」

その声に振り返れば、いつの間にか麻子を置いていきそうになっていた。

危ない、危ない…

「どうした?」
「何がいいのかしらねぇ…」
「そうだな」
「面白い反応をするものがいいわね」

そういって悪い笑みを浮かべながら探していく。

見えるぞ!

と言いたい。

だが言ったところで

見せパンなんだから見せてなんぼでしょ

とかいいそうだ。

はぁ…

本日、何度目かのため息をついた。

―――――――――


「中々ないわねー」

喫茶店で珈琲を飲みながら休憩していた。

「そうだな」
「…もうあれでいいんしゃない?」
「あれ?」

麻子の言葉に首を傾げた。

麻子は妖艶に微笑んで

「コン○ーム」

と言い放った。

―ぶっ!!!!!!!!!

思わす飲んでいた珈琲を吐いた。

そんな俺に

なにやってんのよー

なんて言いながら笑う麻子は

まさに








悪魔だ
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