＊図書館戦争①＊
□薬。
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「ちゃんと飲まないとダメだぞ。ここに置いとく」
「はーい…」
郁はいやそうに返事をする。堂上はそんな郁をみてクスリと笑う。
「じゃあ仕事行って来る」
「あ、あの…篤さん…」
「ん？」
「…仕事、頑張って来て下さい。」
「ああ…」
そして郁のおでこに軽くキスをする。郁の顔はもっと赤くなった。
「早めに帰るよ」
「…は、はい！」
そうして堂上は出て行った。
「はぁ…」
堂上が出て行った後、郁はため息をついた。
「口にして欲しい、なんて言えないよね…」
風邪うつっちゃうし。
「…寝よう」
そう言って布団に潜り込むとすぐに眠ってしまった。
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