哀猫 -aineko-

□第一話
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姉ちゃん…いや、姉様が眼鏡君をフルボッコにしてると目の前の銀時に言った。

新「こんな事になったのはあの男のせいで…あ゛ー!!待てオイ!」

本当何したんだコイツ。
……ってか今逃げれば良かったよね。

姉様の華麗なパンチに見とれてた!

その後、原作通り、標的が変わり天パがフルボッコされたのは言うまでもない。





   ‐―――――



はぁ…なんでこうなるかな?

天パが目の前でミンチにされている間、姉様の顔が怖すぎて動く事ができなかった。

そして、ガクブルしながら銀時についてきてしまった。

この人にはね、本当背中を見せちゃいけない気がするよ。

そして隣に座る顔面ボコボコの天パ。
もうやだよ、俺帰りたい。
やっぱサボりなんてしようとしたからだよね、ごめんなさい。

銀「いやあのホント…スイマセンでした。俺もあの…登場シーンだったんでちょっとはしゃいでたっていうか…」

由羅「なんかスイマセン。マジでスイマセン、なんか生まれてきてスイマセン…」

妙「あら、あなたはいいのよ。顔を上げてちょうだい?」

ふと顔を上げると、笑顔の姉様。

由羅「ぼ、ボボボ、僕なんか巻き込まれたっていうかなんで今ここに俺がいんのか問いたくなる位本当になにもしてないです姉様。」

もういい。
ヘタレ万歳!!!!


妙「姉様なんてやめて下さいな、それに貴方はいいのよ?私が殺したい相手はこの天パ」

めきっ、手を鳴らすお姉さん。
に、青ざめる天パ。

銀「スイマセンンン!」

妙「切腹よ」

怖エエェェェ!

妙「天人のせいでこの道場は危ないの…それでも父の遺したこの道場を必死に二人で頑張ってきたのに…」


お前のせいで全部パーじゃボケェェ!」

新「おちつけェェ!!!!」

殴りかかるお姉さんを必死にとめる眼鏡君。
なに、やばい。江戸怖い町ネ、


銀「待て、待て待ておちつけェェ!切腹はできねーが尻ぐらいもってホラ」

差し出す名刺を受け取り、それを眺めるお姉さん。

妙「名刺?坂田…銀、時?」

ドヤる天パ。ふざけんな。

銀「困った事あったらなんでも解決してや…」

妙「だーからお前に困らせれてんだろーが!」

由羅「同じく!」

新「仕事紹介しろ仕事!」

あは、リンチしてるみたい。
ふざけんなよ本当この天パ。

あ、ノッてきた。

その時、

 ―― ドカァ!ダンッ!





いきなりドアが破壊され、変な天人が表れた。





「「「!?」」」

由羅「ぶっさ」

「くらァァァ!今日という今日はキッチリ金返してもらうで〜!!!!ワシもう我慢でけへんもん!イライラしてんねんもん!…ちゅうか今入った瞬間ぶっさ言うたん誰や!!」

あ、聞こえてたのかな。
いやだってさ、ナニアレ。
ヤッパリ江戸、怖イネ

銀「借金か?」

新「父上が…」

由羅「更に巻き込まれる俺ェ…」

「何をごちゃごちゃぬかしとんねん!はよ金もってこんかいボケエェ!お前らの代からずっと待っとんねん!もォーはげるわ!」

由羅「手後れだはげ。死ね。」

「アンコラアアァァァァアア!?」

由羅「お?」


ダンッ!

あ、油断してた。
姉さんが人質に取られた。


新「姉上ェェ!」

「けっ、誰やねんお前!まだ門下生なんぞおったんかィ!…ホンマにどいつもコイツももうエエわ!道場の件は…せやけどなァ姉さんよォその分アンタに働いて返してもらうで」

セリフなげぇよもうだりーよ。
めんどくせーんだよ。

にたにた笑う天人が取り出したのは一枚の紙。

「コレ、ノーパンしゃぶしゃぶ天国ゆーねん」

新「なんだとォ!?」

「今の江戸は遊郭禁止されとるからなぁ…空飛ぶ遊郭や。……体か道場か。どないする?」

あの、一応俺氏、おまわりさん。






妙「………わかりました。行きましょう」


新「え…あ、姉上!?決断早ッ!!もうちょっと引っ張ろうよ!!なんでそこまで!もういじゃないか、ねェ!姉上!」


 
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