四天宝寺
□怖くないよ
1ページ/2ページ
ハッとする。
正気を取り戻した。
目の前には血まみれで倒れてる光。
そうか、俺、
またやってもうたんや。
「謙也さん、落ち着いて。」
かすれた声で、光が俺の目を見て言う。
「平気やで、大丈夫や。」
ゆっくり。
でも落ち着くことができない。
また、
まただ。
愛しい愛しい光に手を出してしまった。
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ