四天宝寺

□怖くないよ
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ハッとする。



正気を取り戻した。






目の前には血まみれで倒れてる光。





そうか、俺、



またやってもうたんや。




「謙也さん、落ち着いて。」


かすれた声で、光が俺の目を見て言う。


「平気やで、大丈夫や。」



ゆっくり。





でも落ち着くことができない。









また、




まただ。










愛しい愛しい光に手を出してしまった。


















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