shrot

□僕の可愛い人
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「…おい、アル」

お腹の空いたエドワードは本を読んでいるアルフォンスにお昼にしようと話しかけた


「兄さんどうしたの?」


本を閉じて笑顔でエドを見た



「メシ!!早く作ってくれよ」


「クスクス…全く兄さんは食いしん坊なんだから。今から作から少し待ってて」

腹ペコのエドに微笑みながらキッチンへ向かった








いい匂いがキッチンを漂う。その匂いに釣られるようにエドはアルの元へ来た


「アル〜昼飯まだかよ…」


「はいはい、もう少しだから我慢して」

「いーやーだー!!はやくしろ…!」

「もう兄さんったら…」


少し困りながらエドを言い聞かせるように言った


「ブー。オレも手伝うからさー」
エドはアルの手から包丁を奪った

「…ありがとう兄さん」

感謝の意味を込めてエドの頬にチュッとキスをしたら…



ダンッ!!






「いてーっ!」


エドは驚いてオールメイトじゃない手を切ってしまった


「兄さん大丈夫!?」

エドの手をそっと掴み「…ごめんね兄さん……傷口見せて…」


心配してるアルに傷口を見せた

「チュッ…チュゥ…」

「!…っ///い、いたいっ…」

「兄さん我慢して………ほら、血止まった…」


ニヤッと笑ったアルはエドの傷口を舐めて血を止めたのだった


「ばかぁ…痛かったじゃねーか…///」

なぜか顔を赤くして言うエド


「ごめんね兄さん。けど泣きそうな顔してた兄さんも悪いんだからね」

「なっ///お、お前だって何意地悪そうな顔してんだよ…!」


アルを見てベーっと舌をだして挑発をするエド

「…それは兄さんが可愛いからだよ」

とアルはエドのおでこに額をくっつけた

「〜っ/////ばかっ!近けえよ!//」

いきなりアルの顔が近くなって目を逸らすエド。


「やっぱり兄さんは可愛いな〜。そういう顔で僕を誘ってるみたいだ」


不適に笑いながら耳元で囁いた




「…ちょっ…お、お前何さりげなくそんなとこ触ってんだよっ!」

「いいじゃない。最近、兄さん全然僕を相手してくれなかったじゃないか…」


「ちょっ!!んっ///」





アルはお構い無しにエドの肌に触れていく


「ア、アル……ここじゃやだ///」


「クス…じゃあどこならいいの?兄さん」


意地悪く問いかけるアルにエドは小さな声で「…ベット////」と言うがアルには聞こえないようだ



「兄さん、はっきり大きな声で言わなきゃ聞こえないよ…」


ニヤニヤとアルはエドの言葉を待つ


「っ〜!////だから、ベットならいいって!!/////」



「ニッ…それならそうと言ってくれなきゃ…じゃあ行こうか」

アルはエドをお姫様抱っこして立ち上がった


「わわわっ!!どこ行くんだよっ!///」

「どっこって兄さんが半べそかいてやけくそで言った場所に決まってるでしょ」

「はっ?まだ昼間じゃねーか!!///」


顔を真っ赤にしてバタバタと暴れるエド

「時間なんて気にしないよ。ちょっと兄さん…暴れられたら落としちゃう…」

「っ…う…」


落ちると聞いて静かになるエドはアルを上目遣いでみて言った


「や、優しくしろよ?///」

「クス、わかってるよ兄さん」


優しい笑顔を見せ額に軽く口付けをして部屋へ向かった





END

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