shrot

□ウソツキと確認
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「おい、鋼の」

ロイはソファーに偉そうにして腰掛けている、エドワードを呼んだ。

「チッ、なんだよ」

少しイラッとしてロイのとこに行くエド。こちらもエドと同様に偉そうに椅子に腰掛けながら「遅いぞ鋼の!私が呼んだらすぐ来ないか」とエドを呼ぶ。


その言葉にさっきよりイライラした口調で
「ああ"っ?来たんだからいいだろ!」と睨みつける。

「なぜそんなにイライラしているんだ…?」
ロイは分からないと言う表情だ。


その表情にまたイライラするエド。
「あんたが俺をリゼンブールから呼び出したからだろ」
ロイから連絡があって朝一の列車でセントラルに来たのだ。


ロイはいつもより優しい口調で言う「そうか…それは悪かったな」


「あ…いや、別に」
優しい口調に戸惑うエド。


「突っ立てないで座ったらどうだ」

「おぉ…」ドカッとソファーに腰を下ろし、本題に入る。

「で…オレに話しがあるんだろ?」


言いにくそうに口を開く
「実はな…お見合いの話しがきてるんだ」


「えっ…」目を丸くしてロイを見るがいつもの生意気な顔に戻った。
「そっか…いいんじゃね?」


「鋼のは、私が結婚してもいいと思ってるのかね?」少し強く問う。


「オレは…別に」
その強さに怯んだのか又は別のことを考えてるのか、エドは俯き小さな声で答えた。


「私がお見合いをするということは、別れるということになるをだぞ…」


「あぁ…。そっちの方がいいだろ。
あんたも…オレも」
そう言って席を立った。


「お前は、私がいなくても生きていけるのか?私は…鋼のがするなと言えばお見合いはしない」


「あんたのことは、オレが決めることじゃない!」
そう吐き捨てるように言って部屋から飛び出した。

「鋼の!…待て鋼の!」


エドが飛び出して直ぐさま追いかけたので直ぐに捕まえることができた。


「おい!離せよ!!」

運が悪いのかいいのか
廊下のど真ん中で捕まるエド。周りの目も痛い。
ロイはそんなこと気にしないでいるが。

「離すわけないだろ!!
私は鋼のの答えを聞いているんだ」


「オ…オレは…。」
グッと黙るエドに対して優しく聞く。
「鋼の…」


「オレは、あんたといたい。
だけど大佐はきちんと結婚しないと…」


「…私は、最初から結婚する気などない」
エドをギュッと抱きしめ言う。



その言葉を聞いたエドの態度が急変した。


「はん!じゃあお見合いなんてすんなよ!」
ぷいと横を向く。


「クスクス…実を言うとな、お見合いの話しは、本当はなかったんだ…」
悪びれもなく言うロイに対しギロリと睨む。

「はぁ?大佐…!!」


「いや-、鋼のがどんな態度をとるかと思ってな」
アハハと笑うロイ。


「…っざけんな!この無能が!!」
ロイに右ストレートを食らわしさっきの部屋に戻るエド。


「グハッ…鋼の…待ってく…れ…」

殴られた頬を手で押さえながら後をおった。



END


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苺椏です(^^)
なんといいますか…
すいません。精進します!!



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