口論

□飼われた
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貴方とのバトルに負けたあとのこと。貴方に誘拐されて、乱暴された。


「……な…んで…」
その行為は乱暴で、痛くて、痛くて、情けないが泣きそうになった。私だって女にはいつも優しくしてるのに。

『レイプしたかったから』

淡々と簡潔に答える貴方。
嗚呼、そうか、あれはレイプだったんだ。レイプなんてしたこともないし、されたこともなかった。

「はァン、痛かったよ」

『ついでに感じてたんだろ』
確かに、私は貴方にかき乱されて、性器を勃てて悦んでいたかもしれない。
「記憶にないね、そんなの」
正直なことをいうのは、恥ずかしかった。
『マゾなの、認めたくないんだ?』
顔を背ける。


「ねぇ、起き上がれない」
臀部の痛みやらショックやらなんやらで、起き上がれない。
『起き上がって、どうする気?』
そんな質問されるなんて、思わなかった。
「わかんないよ」
『逃げたらダメだからな』
「どうして?」
『もう、君は飼われたんだから』
嗚呼、私は貴方に飼われたんだ。
嗚呼、それならもっと愛してよ。

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