御読ミ物
□印
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久しぶりに、
ニノと過ごす時間ができた。
ドラマに映画。
ニノはいつだって大忙し。
和「久しぶりですねー、ほんと。」
ニノが俺の手を見つめながら言った。
ドラマの練習のために、
だんだん増えていっている酒のボトルを抱え、
リビングのテーブルに置いた。
和「どんなカクテルを飲ませてくれるんですか?」
ニノはテーブルに上半身を乗り出し。
きらきらした目で、俺を見上げた。
雅「ねぇ、カクテルさぁ・・後でもいいかな。」
和「え?いや、疲れてるなら無理には・・」
ニノが上半身をテーブルから離す。
雅「・・お風呂、入らない?」
ニノの返事も聞かずに、
か細い腕を強引に掴んで、
浴室へ連れて行った。