御読ミ物
□可愛く鳴けよ?
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潤くんの家に着いた。
部屋に入ると僕は思いっきりソファにダイブ!
雅「っはぁあああ!おぁったぁ〜!」
潤くんはバックを肩から下ろすとすぐに台所に向かう。
潤「おつかれさん。今日は〜・・パスタでいぃ?」
僕はTVをつけながら返事をする。
雅「潤くんのならなんでもいー。」
潤「了解ww」
潤くんはサッとエプロンをつけて料理にとりかかる。
僕はそんな潤くんを横目でみながらVSとかを見直す。
雅「あひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!」
潤「っるせぇっつの!近所迷惑だよっ!」
雅「いやぁ〜、まじ嵐おもしれぇー!」
潤「自分で言ってんなよ気持ちわりぃな」
雅「えぇー?じゃぁ潤くん嵐おもしろくない??」
潤「おもしれぇけど!!!今は夜だから!隣、小さいお子さんいる家族なんだよ!!」
雅「ぇ、そうなの?じゃぁ静かにしなきゃ☆」
潤「最初から静かにしとけ、27歳っ!ぉら、できたぞ。」
ほっかほかのハーブパスタは潤くんの得意料理だ。
雅「うっまそぉ!いただきます♪・・・うまぁっ」
潤くんは僕が一口食べて感想を言うまで食べようとしない。
僕の顔を見て、満足そうに一口めを食べるんだ。
雅「これ、赤ワイン?」
僕は皿のすぐ横にあったグラスを指差す。
潤「いや、みりゃわかんだろ・・。赤ワインだよ。ニノにもらったんだ。」
雅「へぇ〜、ニノが。珍しいねぇ」
「なんか、美味いらしいよ」
潤くんの言葉を聞いて、僕はグラスを口に沿って傾けた。
その瞬間、潤くんの口元が緩んだのを僕は見ていなかった。