御読ミ物
□可愛く鳴けよ?
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「え・・それって・・・っふぁぁ!」
「かわいく鳴けよ・・・?俺の前だけで・・・。」
―かわいく鳴けよ?―
Aside
雅「あぁ〜・・終わったー!お疲れ様でしたぁ〜っ」
今日は『志村どうぶつ園』の収録。
いろんな動物のかわいい顔が見れてよかった☆
鼻歌交じりに局を出ると、潤くんの車があった。
サングラスに、深く帽子をかぶっている。
リズムに乗っているのか、ハンドルの上を細い指が踊っていた。
雅「じゅ〜んくんっ!!」
俺が助手席に乗り込むと、ちょっとサングラスをずらして言った。
潤「・・・遅い。」
雅「ごめんごめん!けんさんと話はずんじゃって・・。」
潤「まぁいいけど。・・・今日は、泊まれるんだよな?」
車が走りだした。
雅「うん!久しぶりだねっ♪
・・・あ、T.A.B.O.Oだっ!
翔ちゃんのラップ、やっぱりかっこいいなぁ〜」
ちょうどアルバム一枚目の5曲目。
すると潤くんの手がCDを操作して、いきなり9番目にとんだ。
雅「あぁあー!なんで飛ばしちゃうのっ!!」
潤「・・・俺だってラップ頑張ったのに・・・。」
かーぁいぃー!!!!!!!!
雅「もちろん潤くんのラップも大好きだよ!」
潤「・・・べ、別にいいけど。」
ツンツンしてるけど、
でも本当は優しいの。
僕、潤くんのためならなんでもできる!
・・と、思う。