御読ミ物
□率先躬行―sadiSM―
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和「……アッ…」
俺の下で、和也が小さく喘いだ。
翔「和…っ?」
和「ん…ぁ…っ…な、なに?」
翔「今日、ちょっと激しくしていい…?」
俺は、覚悟を決めていた。
なんの覚悟かって…?
……和也と別れる覚悟。
和也には気まぐれだと、
身勝手だと、
我が儘だと、
言われるかもしれない。
ただ、俺の和也への感情が
日に日に薄れているのは確かで、
それを感じながら生きるのが
辛かった。
あんなに、愛していたのに。
だから、めちゃくちゃにするんだ。
滅茶苦茶にブチ壊して、
嫌われる方が…
気が楽だ…