御読ミ物

□migawari*gurumi
3ページ/6ページ

翔ちゃんは濡れた体を拭き終え、おいらの方を見た。

翔「俺、智くんのこと大好き。大好きだから、もって行きたい。」

智「しょ・・ちゃ・・・。」


翔くんの真剣な眼差しが、その言葉に深みを持たせる。


翔「・・でも・・、そういうわけにいかないだろ?・・ははっ」


自嘲的に笑う翔ちゃんは、なんだかいつもより男らしく見える。
髪の毛が濡れているせいかもしれない。


翔「で・・さ、考えたんだけど、コレ持ってくことにしたんだ。」


そう言って翔ちゃんが紙袋から取り出したものは・・










クマのぬいぐるみだった。








智「えー!?なにそれぇっ?翔ちゃん、おいらのかわりはコレでいいわけ!?」


翔「ばぁか、違うよっ。こうするんだよっ!」



翔ちゃんはいきなりぬいぐるみの背中部分からクマを引き裂いた。




智「あああっ!!!!!!もったいないっ!可哀想!」



クマさんは無残にも背中から内臓(綿)が全て見えるまでになっていた。


翔「ふふん、実はこのぬいぐるみな、スイッチ入れると動くようになってんだよ。で、その正体がコレ。」


翔ちゃんがぬいぐるみの中から取り出したのは、なにやらプラスチックの黒い物体。


智「・・・?」



翔「モーター。これでぬいぐるみの手が一定の動きをなすように作られてるんだ。」



翔ちゃんは黒い物体を改めてまじまじと見ながら言った。



智「・・でも、おいらの代わりじゃないでしょう?もぅ、翔ちゃん言ってること訳わかんないよぅ・・。」



翔ちゃん「・・まだ分からない・・?」



翔ちゃんはいきなりまじめな目になって、おいらに近づいてきた。


智「・・ぁ・・。」


そのままおいらは目を閉じる。


ゆっくりと翔ちゃんの体温が近づいて、
唇に触れた。


智「んっ・・ぁ・・ふっ」


慣れたように口の中まで入ってきて、おいらの舌を翔ちゃんの舌は弄ぶ。



翔「智・・?下のほう、借りるよ?」


翔ちゃんの手がゆっくりとおしりに回る。


智「え、ちょっと待って・・あ!・・んん!い、痛い痛いっ!翔ちゃん痛いよっ!!」


翔ちゃんが無理やり指をねじ込んできたけれど、まだ十分に濡れきっていないからか、激しい痛みを感じた。



翔「ふぅ・・もう、仕方ないなぁ・・。」



今度は、翔ちゃんがしゃがんでおいらの後ろに回る。


智「しょ、ちゃ・・?・・っん・・・はぁっあ・・ひゃぁああっ」


後ろから生暖かい翔ちゃんの舌がねじ込まれた。


上・・下・・横・・


ぐるんと円を描いておいらのイイトコロを探そうとする。


智「いぁ・・・ん・・・はぁっ・・ん・・あぁ・・しょ・・ちゃん・・っ、汚いよぉ・・そこは・・」



―クチュっ・・チュパッ・・ジュブ・・・ン―


何を言っても、翔ちゃんは舌の動きを止めない。



智「あぁんっ・・・」



いやらしい水音と、生暖かい感覚におかしくなっちゃいそうだ・・。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ