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□まだ中学生だと言うことも忘れて。
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「・・・わたし、柳がこんなことするなんて思わなかった。」



『失望したか?』



「ううん。意外だなって」



『俺だって男だぞ?いや、それ以前に人間だ。こういった欲くらいあってもおかしくないだろう。』





柳の言うことはいつも理にかなっている。

今だってそう。

柳のように、外見が物静かな人でも、このようなことはやりかねない。





わたしは今柳の綺麗な腕の下。

間近で見ると筋肉の凹凸がわかる。

しかし、やはりまだ中学生の体型だなあ、ということがどこか感じられた。





「へたしたら・・・子供出来ちゃうんだよ。」



『・・・意外だな。いつも強気なみょうじが、今日はまたどうした。』



笑みを浮かべてわたしの鎖骨に唇を近づける。



『そうだな。周りから見ればこの状態は不健全かもしれないな。どうする、やめるか?』





・・・不健全ねえ。


ならばもうすでに柳を受け入れているわたしの脳は不健全だよなあ。


なんて思いながら、わたしは何も言わずに目を閉じた。






まだ中学生だと言うことも忘れて


(彼は静かにカーテンを閉めた)

(これが正しいかなんてわからない)





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