銀世界

□第2訓 可愛い子には旅させろって、ホントに1人で行かせたら危ないから気を付けろ
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クリスマスになったと同時に銀魂の世界へトリップしてしまった鶯華は、かくかくしかじかで(第1訓参照)、銀時たち万事屋一行に面倒を見てもらう事になった







銀時 「んじゃ、鶯華が泣き止んだ所で、病院行くか」

新八 「そうですね。今日は珍しく午後から仕事が入ってますし、午前中の方が病院空いてますからね」

鶯華 「……あの、質問なんですけど、私ってこっちの世界の病院って受けれるのかな??;

姿は一緒でも中身が違った…なんてなんないですかね??;」




それでもし、未確認生物として実験体にされたら…




銀時 「大丈夫なんじゃね??こっちには天人っつー異人もいんだから」

鶯華 「そっか…、そうだとイイけど」

神楽 「もしダメでも、鶯華は私が守るネ!!

鶯華を捕まえようとするヤツがいたら半殺しにしてやるヨ!」

鶯華 「ありがとう、神楽ちゃん」


と笑顔でお礼を言われ、えへへと照れる神楽





そんな微笑ましい雰囲気を遮り、


銀時 「んじゃ、さっさと行くぞー」


と言いながら、鶯華の腕を掴んで玄関に向かう銀時





新八 「ちょ、ちょっと待って下さい、銀さん!!

鶯華さん、その格好のまま行かせる気ですか!?」


と言われ、立ち止まって鶯華を見る




…確かにこれはまずいか、色んな意味で




銀時 「そうだな。っても女物の服なんかねーし…」

神楽 「それなら私の服があるネ!

鶯華とはそんなに身長変わらないし、大丈夫アル!」


と言いながら、何やらニヤニヤしている




神楽のヤツ…普通だったらテメーの服なんか絶対に貸さねーはずだ

それに、あのニヤけ面……何企んでんだ?




銀八 「まぁ、いい。とりあえず、神楽の借りとけ」

鶯華 「あ、はい。神楽ちゃん、ありがとね」

神楽 「気にしなくていいアル。鶯華と私の仲ネ!!

……鶯華、目が見えないから、上手く着替えられないでしょ?

私が手伝ってあげるネ!」




ってお前の狙いはそれかァァァ!!

着替えを手伝うと言いつつ、鶯華の裸をジロジロ見たり触ったりしようって魂胆見え見えじゃねーか!!




と銀時がショックを受けている横で新八も同様にショックを受けている




ちくしょォォォ!!ずりーぞ、神楽のヤツ!!

アイツぜってェ、1ヶ月酢昆布抜きにしてやる!




と銀時は怒りに燃えていた





神楽 「じゃあ、これから着替えるから、絶対覗くんじゃねーぞ、お前ら

少しでも覗いたら半殺しするアル」


と言いながら、気持ち悪い位にニヤけている




ちくしょー!!俺が女だったら!!




なんて、阿呆な事を考える銀時を余所に、神楽はパタンと襖を閉めた








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