短編集
□生徒会長と一緒
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「ゆの、今日こそ我が妻になれ」
『嫌ですっ!』
これで何回目だ
ゆのも俺を好いているだろうに
「風間、いつまでやってんだよ」
「不知火か……お前には関係ないだろう」
今までこいつの言う通りにして、何度失敗したことか…
「でよー風間。新しい作戦なんだが、」
こいつはもしかして、俺が失敗しているのを見て楽しんでいるのではないか?
「お前の作戦を実行して、成功した試しがない」
不知火は苦笑いを浮かべている
「まぁそうなんだけどよ…でも、今度の作戦は大丈夫だぜ。俺の案じゃねぇからな」
「なに?」
「原田に聞いてきた」
原田か
確かにあいつなら、女子の扱いにも慣れているようだしな
不知火よりはマシか……
「聞かせろ」
あいつらに助けられるのは癪だが、我が妻を手に入れる為だ
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