過去拍手文
□斎藤一が催眠術にかかったら
2ﾍﾟｰｼﾞ/4ﾍﾟｰｼﾞ
「にゃーん」
ゴロゴロ
「斎藤!?なにやってんだ!?」
変な声が聞こえると思って来てみれば……
あの斎藤が恥ずかしげもなく床を転がってるだと!?
「はじめくんは、土方さんが大嫌い」
側にいた総司がそういって手を叩くと、斎藤は急に目の色を変え、俺を睨みつけてきた
「おい、斎藤。どうした」
――シャッ
「っ…！」
斎藤に、引っかかれた…!?
「あっははは！はじめくんにはやっぱり敵わないなぁ」
「おい、総司。なんだこれは」
笑ってる場合じゃねぇだろうが
「なにって、催眠術」
「催眠術だぁ？んなくだらねぇ事やってんじゃねぇよ！」
斎藤は今も相変わらず爪を立ててこっちを睨んでやがる
「えー、面白いのになぁ」
「面白いか面白くねぇかは関係ねぇんだよ！こんなんじゃ仕事にならねぇだろうが！」
しばらくしてやっと戻す気になったのか、総司が斎藤に近づいていった
「今日はこの辺にしといてあげるよ。元に戻って、はじめくん」
――パンッ
「…………」
「…………」
「…………」
「はじめくん？ちゃんと元に戻れた？」
「……総司、俺に何しやがった」
……斎藤って、こんな口調だったか？
「あれ〜？はじめくん、もしかして……土方さんになっちゃった？」
「はぁっ!?」
斎藤が俺に!?
「おい、土方。早く元に戻しやがれ！」
……土方、だぁ？
「おい斎藤…いくら術にかかってるとはいえ、呼び捨てはねぇんじゃねぇか…？」
「黙れ！早く元に戻しやがれってんだ！」
「避難避難♪」
――ブチッ
「上等だ斎藤!!刀を抜け!!!!」
「おいおい、土方さん！なにしてんだよ！」
「離しやがれ、原田！新八！」
この騒ぎは夜遅くまで続きましたとさ♪
終われ
→おまけ