檻
背中に羽は生えてるし、
髪は間違いみたいな銀で
左は赤くて、右は黒い目
人間じゃ無い細長い手足
ヒトじゃないと思ってた
でも。
さり気なく引かれた袖に
密かな体温があったから
ああ。
こいつは僕と一緒なんだ
知ってしまって。
分かってしまって。
僕はこいつが怖くなった
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