06/15の日記

09:44
四四恋人の日kiss140字
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図書館でデートも何度目だろうか。彼女の視線が一心に注がれる問題集に嫉妬してしまうくらいには時間が経っていた。ここの問題間違ってない?彼は指差して声を掛ければ、間違ってません。と冷ややかな返答。すっごい自信。努力の結果です。漸く視線が合った勝ち誇った顔が可愛くて。唇を重ねていた。



石段の下まで辿り着くと、彼は目に見えて寂しげな眼差しを彼女に送った。仕様のない人ね。そう言って頬に両手を添え、恋人の挨拶を唇に贈り離れようとすると自分も両手で包まれ阻まれる。
俺だってやられっぱなしじゃないんだよ
悔しくなった彼女は悪霊退散と札を貼り付けると一気に石段を駆け上がった



鞄を忘れて先に仕事に向かう彼を追いかけて呼び止める。
ニコニコ笑って礼を言う彼に嘆息した。何故なら弁当はしっかり持って行っているのだ。それを指摘すれば。
お前の愛情たっぷり絶品弁当忘れてったら仕事中の楽しみがなくなるだろ。
バカ!
赤くなった恋人に愛おしそうにもう一度キスを送った。



大体あんたはねえ、反応薄すぎ言葉難しすぎ声が無駄に良すぎ!
お前は口から生まれて来たのかというくらい無駄に喋りすぎる上に慣用句間違い八割!俺のどストライクの顔が台無しだ。
は、はあ?てゆーかあたし達なんでキスしてる合間もケンカしなきゃなんないのよ?!
知らん!いいからもう黙っとけ。




四四恋人の日kiss140字
『こっち向いてhoney』
『倒された男』
『lunch box♡』
『痴話喧嘩万歳』

でした!

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