50万hit企画部屋

□〜ネフまこ+その他w編〜
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いい雰囲気の創作居酒屋の入り口をくぐり店員に『十番高校3年A組同窓会』の席を聞けば、何故かとんでもなくびびった表情でその店員は慌てて確認し案内してくれた。
振り向くと三人がまたしても質の悪いオーラを出していたから合点がいく。

だーかーら!やめろよお前ら!『悪の組織(経験済み)』じゃあるまいしっ!


「あ!晃さん…って、えええっ!?まもちゃんっ!?」

「ちょ、要っちに賢人まで!何々なんで!?あんたたちは呼んでないわよっ!?」

「……。」

うさぎちゃんは単純に驚き、美奈ちゃんは真っ赤な顔をして怒り、亜美ちゃんは呆れて無言になり。三人の反応は様々だった。

「悪い。なんかこいつら付いてきちまった!それよりまことは!?」

そう言ったところで奥から聞き慣れた声が飛んでくる。

「まぁだまだー!!もう一杯いぃっ!!!」

覗けばなんだかとてつもなくがたいが良く、酒に滅茶苦茶強そうないかつい男(本当にまことと同じ歳かよ!?)にタイマンで飲み比べをしている妻の姿があった。

あー…、まこと?どうして外でそこまで酔った??

「けが人は出てないか?」

「ええ今のところは。」

亜美ちゃんに聞くとすぐに答えが返ってくるが、同時に『早いところ何とかしてください』という無言の圧力がバシバシと掛かってきた。

まことがあそこまで酔うのは、俺が長期出張に行っていた時。携帯を落としてそれを拾ってくれた女性が交番に届ける途中偶々まことからの着信に出て、浮気と勘違いしたまことはすぐに切ってしまった。あの騒動以来か。
あの時は家に帰るとあんな状態になっていて、物は飛んでくるわ投げ飛ばされるわで散々だった。
だから先の質問だったわけで。

いやしかしこのまま放置するともっととんでもない状態になる。それは断固として阻止しないと…!!

「おい愛野!クラスの男子、止めようにも木野相手じゃ無理だって!」

「あ、樫野クン。大丈夫!今超強力な助っ人来たから!!」

樫野と呼ばれた男が俺を見ると「うっわ!でけー…」と見たままの感想を漏らしていた。
女性陣の視線も俺達に集中している。

そんな注目も物ともせず、「で、あんたたちは何で来たの」「迎えに来ただけだ。それよりなぜ旧姓で呼ばれている」「はあ!?」とかなんとか美奈ちゃんたちは痴話問答を繰り返していて。俺もそんな彼らをすり抜けて、そのまま一番奥の席まで進んでいった。
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