50万hit企画部屋

□〜ネフまこ+その他w編〜
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晃とまことの場合

※結婚後



今日はまことは高校のときの仲が良かったクラスメートと同窓会という名の飲み会に行っていた。だからというわけでもないが、必然的に暇なのではと思ったいつものメンバーを呼び集めて衛の家で酒盛りをしていたのだが。(呼び集めるのはお前で何で場所が俺(とうさ)の家なんだ!と衛には突っ込まれたのだが)

「あれー?うさぎちゃんからだ。何かな〜?」

不意の着信。意外な相手にわざとらしく衛を見ながらそう言えば、酔いが回って珍しく気を抜いていた我らがマスターは勢い良く体を起こして「うさ?うさだって!?なんでお前に!!」という心の声がだだ漏れな表情で見てきた。
うさぎちゃんへの愛爆発に比例する実にいい殺気だ。
そんな衛を見慣れている俺は、酔った体へのクールダウンには最適なそのオーラをにこやかに受けて通話ボタンを押した。


『あ!晃さん?まこちゃんが大変なんですっ!すぐ迎えに来てください!!』

「え!?ちょっと待ってうさぎちゃん大変ってどういう…

『わーっまこちゃんしっかりして!!』

「もしもしっうさぎちゃん!うさぎちゃ…っ」

通話終了を告げる無機質な音に完全に置いていかれる。

しかし衛たちに目を戻すと、酔っていたはずの彼らが完全に戦闘態勢であることを物語るかのように立ち上がり俺のことを見ていた。

「ちょっと。何があったの?まさか亜美にもメーワクかけてんじゃないでしょうね?」

「待て待て!要っち落ち着けって!」

普通は俺が一番に取り乱すところなのに三人が一気に物々しい雰囲気になるものだから逆に冷静になってしまう。

「その様子では何も詳しいことは分かっていないようだな。俺がもう一度美奈子に電話する。」

「…うさは、何て?」

「まことがなんだかよく分かんねえけど大変らしい。とにかく俺行ってくるわ!」

「私も行く」「俺も行く」

要と衛の声が重なり、繋がらなかったらしい携帯をイライラした様子で切った賢人も一歩遅れて「俺も行くぞ」と言った。

いやだからそんなに凄味を出さんでも…。

あ、そう。お前ら皆『奥さん』が心配なのね。

そう言えばこいつら、いつもより酒の量を抑えていたような気がするな。俺もだけど。

今回まことたちが飲んでいるのは女子会じゃなくて同窓会。男も当然いるわけで。…まあつまりはそういう事。


ごめんまこと、先に謝っておく。

なんだかちょーっとばかし、ややこしいことになりそうだわ。


準備が終わった彼らを従えて彼女たちのいる店へと向かった。




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