だいいち

□月
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「名字さん、俺と、」



待って待って、あなたは何を、



「付き合って、ほしいんだ」




わたしはずっと、






波乱の月曜日








今、目の前には八潮くんがいる。
わたしと八潮くんは、学校の教室にいる。
そして、八潮くんから現在進行形で告白をされている。



『え、なんかの罰ゲー「んなわけないでしょ、今の状況からみて」ですよねー…』



そう、わたしはちゃんと八潮くんからメールでだけど、呼び出されたのだ。


今日の放課後、五時に教室に来て
伝えたいことがあるから


…頭をよぎらなかったわけがない、はず。
もしかしたら、もしかしたら、
いや、まさかまさか
……あぁ、罰ゲームが、で、わたしの思考は停止した。



「俺のこと、少しでいいから考えてくれない?…そうだな、一週間後、またここで」


返事を聞かせて。

そう言って八潮くんは先に帰って行った。


停止していた思考を動かす。

あれ、八潮くんは、
秋穂が好き、なんじゃ…










考えてもイコールにならなくて



(やっぱ罰ゲーム、)
(それがわたしの中で)
(イコールになった)





………

130129



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