ガンダム00 1st


□第二話 ヴェーダ
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<ブリーフィングルーム>



恥ずかしさで硬直した空狐を少年が引き摺っていき扉を開き明るい部屋に入るとそこには少年のようなパイロットスーツを着た人が3人と他に数人いた。
そこでようやく空狐が硬直状態から抜け出した。


?「連れてきたぞ、スメラギ・李・ノリエガ。」


「いや、連れてじゃなくて引き摺ってだよね!?」


?「……………」


「何か言ってよ!!」


ス「ご苦労様刹那、あら、随分と仲良いのね。」


「どこが!?」


スメラギがそう言うと少年はプイッと顔をそらし空狐から手を離した。


ス「まあそれはいいとして、宇宙服の頭を脱いでくれるかしら?」

スメラギは先程のような優しそうな雰囲気から一転し、真剣な顔つきになった。



私は素直に命令を聞き入れ宇宙服の頭を脱いだ。

…………何か皆の視線が痛い
心なしか私の頭を見ているような…………

そこに緑色のパイロットスーツを着た男性が遠慮がちに聞いた。


?「な、なぁ………その……頭のそれは……何だ?」


その言葉に一瞬呆けた私は恐る恐る頭に手を伸ばすとモフッとした柔らかな手触りの……狐耳が……あった………って、しまった、抜かったあぁぁぁっ!!


?「ヴェーダに記載されている情報によると狐耳らしいが」


ちょっとそこ!!何ヴェーダとリンクして情報を引き出してるの!? ってちょっと刹那、痛い痛い!!引っ張らないでぇぇ!!
てか初めて触られて身体がビクンとなったよ!!


刹「どうやら本物のようだな。」


わかったから引っ張るなぁぁぁっ!!痛いんだよぉぉっ!!



数分後

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