物語
□第三章
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ピピピ、ピピピ、ピピ―――
毎朝なる時計
その時計は先ほど、今日の仕事を終えた
時計を止めた本人は未だ布団の中
「…すぅ……」
いつもはそこでクラウドが叫ぶはずだかいっこうにこない
部屋の中では吐息だけきこえている
華乃が起きたのはそこから20分後
ウィンディが部屋に来て起こしたのだった
「…今日休むね」
『だめだよ!華乃学校行かなきゃ私がクラウドに怒られる!!』
あ―、想像出来る
クラウドって怒ると少し怖いんだよね
よくウィンディに怒ってるし
私は必死に説得してくるウィンディを見てため息を一つついた
「……わかったよ…もう遅刻だと思うけど」
ウィンディは花を咲かせたように笑い、部屋を出て行った
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