物語
□第二章
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私はいつものように教室へ入ろうとドアに手を伸ばしたとき
教室の中にいる人達の心が少しうるさい事に気づいた
どうしたのだろう
私はドアを開け中に入る
「だから本当に見たんだってば!!
あの墓地で!幽霊が!
星見ながらワイワイやってたんだよ!!」
教室でそう言ったのは色んな意味で有名なクラスメイトだ
小山田 まん太
その姿は一言でチビ
二言で金持ちチビ
父親が確か……どこかの社長だったような……
“幽霊なんてアホらしい…”
みんなの“声”は小山田まん太を馬鹿にしていた
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