物語

□第六章
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「おうッ!じゃ、じゃあな阿弥陀丸!!」

『葉殿ォォオ!!!』

葉は阿弥陀丸を身代わりにして小山田君の後を追った

部屋に沈黙が走る

アンナちゃんは私をじっとみてくる

「…自己紹介がまだだったね
私、柳華乃。
葉と小山田君の………友達?
私もシャーマン、よろしくねアンナちゃん」

私はアンナちゃんに近づき手を伸ばす、
だがアンナちゃんは私の顔をみるだけで握手はしてくれない

私、嫌われてるのかな……?

「…あんた、その顔なんとかならないの?」

「私は生まれつき不細工だから無理だよ」

私はアンナちゃんみたいに可愛くないから開き直り言う

「違うわ、そのうざい笑いよ」

アンナちゃんは数珠を逃げ出そうとした阿弥陀丸にくくりつけながら言う

笑い……ね
葉にも見破られるし、やっぱりシャーマンは違うね

「これももう癖だから難しいかな…」


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