物語
□第六章
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「ええ――!!!
この娘が葉くんの…許嫁だってェェエッ!?」
「そう―――」
小山田君が叫ぶ、ここは病院なんだけど
私はアンナちゃんをみる
イタコ、つまり霊をどこでも誰でも呼べるってことか
それよりアンナって…葉が心の中で言ってた子か
うん、可愛い
「わけはともかくあんたには今日からあたしのスペシャル修行コースを実践してもらうわよ!」
アンナちゃんはこちらへ歩きながら言う
こんなしっかりした子がお嫁さんだなんて葉は贅沢者だ
「あたしをシャーマン界のファーストレディにするために…!!」
“ファ、ファーストレディ!?
イタコ!?修行!?許嫁!?”
小山田君が百面相している、いつも思ってたけど忙しいね小山田君って
視線を感じる私はアンナちゃんをみる
私を探るような目
私はいつもどうりに笑い返す
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