物語
□第六章
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「久しぶりね葉
前に会ったのは正月の…木乃の里帰りの時だったかしら?」
葉の向かいのベッドに座りアンナちゃんは葉に笑いかける
葉は何も言わない
でもこの上なく汗をダラダラ流している
私は窓側の壁にもたれたまま流れにこの場まかせる
すると小山田君がアンナちゃんにジュースを頼まれた
だが小山田君は納得せず言い返すが
パアン
と本日二度目のビンタをくらった
「あたしに逆らっちゃいけないわ、だって
未来のシャーマンキングの妻の命令は[絶対]なのだのも」
「うぅ…華乃ちゃん……」
目が潤んでいる小山田君
私は
「女性に男が尽くすのは当然だよ、小山田君」
笑いながら言った
そう言えば小山田君はもの凄いスピードで病室を出て行った
すると何も話さなかった葉が急にトイレへ行くと言い出す
“まん太ッ!オイラを一人にするなよ!!”
「いいけど、あんたのそれ置いていきなさいよ」
とアンナちゃんは顎をクイッとやり阿弥陀丸を置いていけと言う
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