物語
□第五章
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「…?ウィンディ?」
どうして様付け…?
ウィンディはにっこりと笑うが何も言わない
「シャーマンは今でも世界中にたくさんいるって…」
「だから!!
そいつが君の阿弥陀丸を頂くって!!
それは大変なことではないのか!?」
小山田君は葉の耳元で叫ぶ
後ろにいた私にも当然聞こえる
というか、少し耳がいたい
「……阿弥陀丸…?」
学校では特に何もなく
私達は放課後ファーストフード店に来た
……半分強制だが
「やっぱ知らんわ
そんなシャーマン聞いたことない」
蓮…私も聞いたことないなあ
でも、話を聞いてると分かった事が一つ
かなり自分に自信がある
私はフェンタグレープを飲みながら外を見た
あ、男の子が車を蹴った…
「何すんじゃこのガキ!!」
下品な大人に絡まれたなあの子
と、その前に何あのトンガリ
「あいつが蓮だよ!!」
へぇあのトンガリが蓮…
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