物語
□第三章
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私は男に掴まれた腕を見る
少し赤い……
すると赤くなった部分に水が落ちてきた
顔を上げるとクラウドが雨を降らしながらいた
『…学校サボって、こんな遅くまで何やってんだよ……』
「…ごめんね?」
私は冷えた腕をハンカチで拭きながら言う
クラウドのとなりにはおでこが赤いウィンディがいた
その時ウィンディが抱きついてきた
『帰りが遅いから心配したんだよぉぉ!!』
私はウィンディの頭をソッとなでる
「うん、ごめん」
『クラウドには怒られるしぃぃい!!!』
そっちが本音か……
私はウィンディからクラウドに視線をかえる
…かなりご立腹の様子で……
「竜さんが負けた――ッ!?
ぎゃあああ逃げろ〜〜!!!」
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