物語
□第三章
3ページ/9ページ
「違うんよ、まん太が――」
「あー!あーー!!な、何でも無いんだよ!?」
麻倉君の言葉を遮った小山田君
“木刀の竜にボコボコにされて、今から仕返しに行くなんて言えないよ…”
ふーん、だからこんなに怪我してるんだ
「で、今からどこ行くの二人とも」
「ん?木刀の竜の所に仕返しに華乃も来るか?」
仕返しねぇ……ハッ?
「なにを言ってるんだよ君は!柳さんは女の子なんだよ!?
そんな危険な所――」
「じゃあ行こうかな」
学校よりは楽しそうだし
「行くのぉぉお!!?」
私は心の中で笑ったウィンディに謝り
止めていた足を動かし麻倉君達に着いていった
また変わった私のいつも
.