物語
□第三章
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麻倉君を見ると彼の後ろには阿弥陀丸らしき霊
どの位強さか見物だな
「行くぞ!憑依合体!!」
阿弥陀丸は人魂となり麻倉君と憑依合体をする
「ああっ―!!ヒトダマが体の中に!入って行く!?」
一々五月蝿い、って人間だから仕方ないか…
私は空を見上げる
雲がさっきより増えている
「おい、女」
私は目だけ向けた
いたのはあの群れている集団の馬鹿な奴らの一味
「お前あの野郎共の仲間か…?」
「違う、暇だから着いてきただけだよ」
私はにっこりといつもの笑みで言うと男に手を掴まれた
「おとりにでもなって貰おうか」
下品な笑顔、汚いなぁ
「……クラウド」
「…ぁん?何か言った――」
男の体に細いが確かに雷が落ちた
黒い煙を上げながら男はバタリと倒れる
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