物語
□第二章
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へぇ…、小山田君も幽霊が見えるんだ……
私は小さな彼を少し見る
彼は今
いつも連んでいる友達と名乗るもの達に必死に説明している
これも上辺だけの友達
彼らは小山田君の親の利益と彼の頭脳にしか興味がない
いつも利用されている小山田君
かわいそうに
「そりゃ僕だってこの目を疑ったさ!!」
私はいつもどうり自分の机に向かった
「お前、勉強のしすぎで頭疲れちゃってんじゃねーの?」
「いや、っつーかコイツが霊にとりつかれてんだろ?」
私は鞄から教科書をだす
「なにぃぃぃい!!?」
「うるせェぞ、何騒いでんだ小山田!!
HR始めっから席に戻れコラ!」
チャイムとともに入ってきた担任、
珍しいな…いつもはもう少し遅いのに………
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