物語
□第五章
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私はムクリと起きた
「………」
目覚ましはまだ鳴っていない
クラウドも来てない
こんな朝は、今日1日で何かあることが分かってしまう
最近、葉や小山田君と一緒にいることが多いから何かあるのは当然なんだけど
ピピピッ――
私はやっとなり始めた目覚ましを止め布団から立ち上がり伸びた
『華乃―、朝だ――って。
珍しい…もう起きてるなんて、
今日は何かあるな』
「そうだね、何かあるね」
私はクローゼットから制服を取り出しながらクラウドに言う
『どうする?着いていこうか』
クラウドは心配性だなぁ
私はくすりと笑う
「そうだね、じゃあ…ウィンディを連れていくよ
クラウドとのO・Sって疲れるから嫌だし」
『…嫌ってはっきり言うなよ……』
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