螺旋の聖譚曲
□第十楽章 『螺旋の聖譚曲』
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第十楽章 『螺旋の聖譚曲』
ブレーメンはフランスと比べれば軽いものの、あちこちの場所で雷によって抉られたり、破壊されているのが見えた。
ヴォルフ達は先ほど『雫の夜明け』と合流する事が出来、皆がルージュの奪還に喜んだ。しかしその暇なく、ルーヴェンからの手紙が鳩によって飛ばされてきた。
幸い、飛ばされて数日で受け取る事ができて手遅れにならずすんだが、
その内容は話を聞いていたもののヴォルフ達は驚愕した。
「望みの棟の扉を開け」