螺旋の聖譚曲

□第弐楽章 『乱闘そして乱奏。』
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第弐楽章 【乱闘そして乱奏。】


各々の"武器"を手にヴォルフはヴァイオリンをしっかりと構えた。
また敵も自分の"武器"であるホルンを構える。

時間は月の高く昇る夜で、人気があったが
幸い、ここの街は一日中何か論争が起きる街なので住民は気にもしないようだった。


「全く…」

何故こんな事に、とヴォルフは自分にため息をついた。

先ほどの自分では思ってもみなかった事に
今、自分は巻き込まれている。
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