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□標的1
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「♪〜♪〜♪」
鼻歌を歌いながら、沢山の料理を作っていたのは我らが主人公ツナこと沢田綱吉の母親である沢田奈々だった。
今日は夏休み初日。ゆっくりと起きてきたツナは母に聞いた。
「ねぇ、母さん。」
ご機嫌な母には全く聞こえていないらしい。
「かーあーさん!!」
ツナが大きな声で言う。
「あらツナ。おはよう。起きてたの?」
「どうしたんだよ。そんなご機嫌で。」
分かる?と母は言いながら1枚の封筒を取りだした。
「あのね優衣ちゃんが帰ってくるの!」
「??」
いまいち優衣という人物を思い出せないツナ。
「ツっ君の双子のお姉ちゃんよ。外国に留学してた。」
奈々が見せたピンク色の封筒を開けてみると
こう書いてあった。
”母さん・ツっ君へ
久しぶりだね。
7月30日に帰るからよろしくね
優衣より”
と書いてあった。
「これって今日じゃん!!」
ツナが叫ぶ。
「リボーン君にはもともと優衣ちゃんのことも頼んであるのよ。」
と奈々が言う。
「って無視ー!?」
というツナもスルー。
優衣という少女を必死に思い返すツナ。
そういえば昔よく一緒に遊んだような気がするなぁとうっすらと思い返していた。
「って訳で優衣ちゃん迎えに言ってあげてくれない??」
行って来てくれる??と母に言われ
ツナは家を出た。