狂い桜
□彩のつきはじめた紅
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1860年、
早いものであれから2年......
私が拾われた時、
私の世界には彩がなかった。
記憶がなかったからかもしれない。
でも、
その前から彩がなっかた気がする。
でも、近藤さんや土方さん、総司君、ほかにも女中さんや試衛館に出入りする人たちとの生活で、私の世界に彩がついた。
白や黒の世界でなく
たくさんの彩が...
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