ペダルSS

□思想鳥
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ぱたぱたぱた

絨毯の廊下をスリッパで歩く小気味良い音が聞こえる。
「荒北さぁん」
にこやかに甘えた声で休憩スペースにおずおずと入ってきたのはこの館一番の売り上げの男娼である坂道で。

「やっと休憩か?おめぇも大変ダナ」
スパーと煙草をふかしながら労いの言葉をかけるこの男はオーナーの荒北である。

「聞いてくださいよぉ・・・」
めそっと坂道が泣きまねをする。
「ン?」
と顔をあげると、ベビードールをあげた下にはなにも履いておらず、薄い茂みのなかに小さなものがついている。
「っな!!!!!!」
「んだよ・・・」
あきれた様にチラ見しながら煙草をグリグリと灰皿に押し付ける。

「さっきのお客さん、酷くて・・・中出しされちゃって・・・うわああああん」
突然わんわん泣き出した坂道にあわわとドアを閉め、坂道を落ち着かせる。
頭を抱き寄せて腰に手をまわして膝に座らせると、小さくキスをした。
「すん、すん・・・」

「しかも、手も縛られて・・・」
確かに坂道の手首には縄の跡がついていた。
あとであの客しめる、そう誓いながら荒北はその手首の跡にもキスをする。

「もうないか?」
確かめて、コクリとうなづいた坂道を机の上にうつぶせに押し倒す。

「中のちゃんと出したノ?」

ふるふると首を左右にふる。

「駄目じゃナァイ。ちゃんとかきださなきゃ、お前は俺のもんなんだから」

ぴくりと坂道が反応する
「荒北さんのモノ・・・」

とろりと目が潤む。

と、指が蕾に入ってきた。

「あ、あっ・・・だめ・・・」

ゴツゴツとした荒北の、男の指で坂道の蕾を蹂躙していく。中に入っていた客の男の精液をかきだした頃には坂道はもうくたりと肢体を机にあずけていた。
客の男の精液を綺麗にふき取り、敏感になった蕾にさらに指を増やしていく。

「あっ、にゃ・・・はううっ!」
ぎゅうっとベビードールの胸元を握り耐えていた坂道の顔を自分に向け、キスをする。

「今更緊張なんてしないで」
くくくっと笑い舌をからめる。
「ん、ちゅぷ、ちゅ、んんっ」
唇が唾液で濡れていやらしく光る。

「そろそろいい?」

「あう、あ、あっ、荒北さんの・・・くだしゃい・・・」

「流石男娼!」
口笛を鳴らしながら荒北のモノを挿入する。
「あっああああっ、あっあついよぉ」
ガツガツとオフィス机に坂道の体をぶつけながら背中や首筋に嚙み跡をつけていく。
「小野田チャンは俺のモノだから」
はぁ、はぁと息を荒げながら商品である坂道の身体を好き勝手に、はたから見れば強姦かと思うようなやりかたで蕾を荒らしていく。

「にゃっ、にゃっ・・・あう」
「あああっ、あっひどっ、ひどぉいぃ」

「酷いの好きでショ?」

最後にぶるりと身体を震わせ坂道の中にどっぷりと中出しをする。
坂道も少し遅れてびくびくと射精をする。

「あ、荒北しゃんの・・・たくしゃん」

蕾からは白濁液がとろりと溢れ行為の激しさをうかがい知れる。


「こりゃしばらく店出せないから毎日俺とできるな」
身体中に散らばる嚙み跡・・・
これでは仕事が出来ない。

「はい、荒北さん!」

坂道はぎゅっと荒北に抱きついた。

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