硝子と空の相対幻想が織り成す世界を

□Quinto canto Forest Arusana
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Sesta coanzone Forest Arusana −アルサナの森−


「ここを真っ直ぐ行けばアルサナの森に入るんだよね?」

「そうだよ。でも危険だよねーあの森」

「何で?」

「だってさ、人を食べる茨が生えてるって聞いたし」


此の場所は
場所という名の殺人鬼



「人…食う…草!?」

「うん」

「…違うよ。正確に言えば「食う」じゃなくて「吸い取る」んだけどね」

「さっすがクルーク!」

「吸い取る!?」

「チェシャそれ知ってる!血全部吸い取られた人はミイラみたいに乾燥してカピカピになっちゃうんだって!」

「ミイラ…ねぇ…」

『あの姿はまさしくミイラだよねぇ!!』

「確かにそうだよ!!って…あれ?」

「空にいるの…誰?」

『あらら?見かけない顔がい・る・け・ど!?』

「分かったから素直に降りてきて。D」

『はいはーい』

空にいるその人は僕の目の前に降り立ってきた
その姿は…

「レムレス…?」

「違うよ!僕はオリジナルから作り出されたドッペルゲンガーだよ!」

「へぇ…」

確かチェシャもそんなこと言ってたっけ
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