未知の場所に誘われ溺れていく

□Il contatto con i pirati
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Luqu cinquantesimo Il contatto con i pirati
−海賊との接触−


これは漁師さんなんかじゃない…

れっきとした海賊…

格好に武器…

どうしよう…海賊に捕まってしまった…!

逃げ出す術など
何処にも無い


「げほっ…!っ…」

咳が止まらない

甲板に降ろされる

『こりゃぁ参った。網にかかったのは女か。しかも小娘』

『女!?何で女が海の中から出てきたんだ!?』

『まさか…海の妖精ネメル…』

騒がれている…

このままだと確実に殺される…!

『まぁ落ち着け』

その一声に静まり返る

『おい、お前。何を一人でこそこそと逃げようとしている?』

『…いえ…何も…』

『なら腕に抱えているのは何だ』

『それは…』

「ぁ…!」

その人が抱えていたのは…シェゾだ

まだ気を失ったままの…

いつの間に…

『し…白雪の魔導士です…』

『何!?白雪の魔導士!?』

船員たちが一斉にその人のほうを振り向く
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