お題用

□いつまで保つか見物だな
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「なあなあ花子−!!!」




「はぁー…また君か」




あれからずっとあの調子で話しかけられているものだから




彼の名前をしっかりと覚えた。私にしてはすごいだろU^ω^)




「何で俺の事好きになんねーかな…」




「最初の方に言いましたよね、私チャラい人苦手なの。他の人を当たって」




「じゃ…じゃあ、腰パンとかやめる・・・」




「そこまでしてからかわなくていいから・・・」




「か・・・からかってねーつってんじゃん」




そう言って泣きそうになりながら走っていった




「何だかなー…私が泣かしたみたいじゃない?」




「ちょっと花子!!!」




クラスの大半女子が私の元へと現れた…ってかすごい迫力だな・・・




「あんた丸井君の気持ち分かってあげなさいよ!!」



「いやいやいや…どんな気持ちだと…」



「丸井君中一の時からずっと花子の事好きだったんだよ?」




「はぁ?(゜ё゜)」




「だからずっと話かけるチャンスを丸井君伺ってて…でもあんたこんな感じだし」




「見てるこっちがイライラするくらい丸井君も乙女だったし」




な…何を口々に言っているんだろう…




「とにかくっ!私は丸井君の為にあんたとくっついてもらいたいの」




「えぇー」




「しょうがないでしょ!!」




「あんなに泣きそうな顔してる丸井君見ていられないの」




「上の空でチラチラあんたの方見ながら私たちと話してるし」




「でもあんたはそんなの気づかないで鼻ほじってるし」




げっ…見られてた




「とにかくあんたは丸井君をさっさと追いかける!!!!!」




そう背中を押されて私はしょうがなく探した。しょうがなくね




「おーい丸井君やーいでてこーい」




私はとりあえず屋上庭園の方を探した




でもいないし…




「でてきたらあめちゃんあげるよー」




「ブン太はいないぜ」



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↑PC観覧をおすすめ





「って誰だ?」




「え…おばさん俺達の事知らないの?」




そこにはイケメンの溜まり場があった



だがしかし…イケメンだなー(遠い目)



まあ、そんな和やかムードは置いておいて



「あぁん?餓鬼誰がおばんだって?」



「ご…ごめんなさぁあああああい。゚(゚´Д`゚)゚。」



確かに地味で黒とか灰色っぽいイメージがあるかもしれないけど私は立派な学生だ



おばさんという単語はさすがに辛かったさ



「それより丸井に何か用?山田さん」



「あぁ…女子に丸井君を探して来いって言われて」



「丸井は大分お前さんにお熱じゃからの」



「あ・・・君は」



誰だっけ…知ってる…この人知ってるよ!!!



よくさぼっていてだけどイケメンだから許されているで有名の・・・



あぁああああここまで思い出しているのにぃいいいいいい



「この顔は俺達の事を知らないような顔だな」



「し…知ってますよ↑」



やばっ・・声が裏返った



「知らないんだな」



「知ってるよ↑」



また裏返った・・・




「知らないよね?^^」



「・・・・・・はい。ごめんなさい多分有名な方達なんですよね?」



「・・・・・・・・・・まあな」




「そういえば丸井君どこに居るか知っていますか?」



「え?丸井先輩ならここに居ますy「なっ…赤也馬鹿っ!」え?」




「・・・・・・何やってんの?」




「え…えっと…と…とにかく来いっ!!!」




そういわれ私は手を引かれその場を丸井君と去った




「どうしたの?」



「え…えっと…//」



「あっ!!!!丸井君…腰パンとかピアスやめたの!?」



「あ…あぁ…」



「大分雰囲気変わって可愛くなったね」



「っ/////そ…そうかよぃ」



「うん。」



「・・・・・ちょっと耳かせよぃ」



「?」



そう言って私は丸井君に顔を近づけた



CHU



ん?何だか少女漫画でよくあるような効果音を聞いたぞ?



「って・・・・え?」



「ふっ…結構無防備なんだな」



え…も・・・・もしかして私…丸井君とキ・・・キキキスを…///



「今何やったの…丸井君?」



「え?キスだけど」



「〜〜〜〜〜!////」



「ごちそうさま^^」



「丸井君・・・あんたって人は…///」



「お前さー最初の頃より大分俺に慣れてきたじゃん?ていうことはそろそろ俺の事好きになる頃だと思うんだよぃ」



「はい?」



「だから俺は今まで通りお前にアタックするし、俺がお前のこと好きだっていうのは嘘じゃないから」



そう言って丸井君は真面目な顔をしていった




「あ…そう…私は絶対に好きにならないから」




いつもの無表情を装っているけども心の中ではばっくばくだ…



男性経験がないから余計に…



そんな心中を悟ったか丸井君は嘲笑った



「ふっ…いつまで保つか見物だな



(ていうかさっきの小動物オーラはどうしたよ!)

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