スノウメルト
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「何泣いてんのさ」
『え……泣いてた…?…本当だ…』
いつの間にか泣いていたらしい
泣き顔見られて恥ずかしいんだけど
そんなことより感動の方が大きい
……同時に私なんかがパートナーでいいのだろうかと萎縮してしまいそうだ
『あの!!私頑張って曲作ります!美風さんの声を響かせられるような…!』
「そう。言っておくけど、僕は厳しいから。覚悟しといてね」
『はい!』
ガチャ
「前の人ー!使用時間過ぎてるわよ……って雪奈!何で泣いてるの!?美風?美風のせい!?」
『り、りおんちゃん!?ち、違うよ…泣いたのは…ちょっと感動してた…だけで…』
「ある意味僕のせいだよね」
『そう、なるのかな…?』
そのあと、カミュさんが来て
少し、賑やかになった
「じゃあ、また明日」
『はい、また明日』
凄い歌を聞かせてもらった
その声を生かせる曲が作りたい
はやく、曲作って、見てもらおう
それが、今一番の願いだから