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拍手感謝のミニ小説は、コロコロ変えてます。

今月のお題は「春」で、今週は沖田。


「ほらほらお前ら!飲め飲め!今日は宴会じゃーい!あはははは!!!」

今日は真選組の皆とお花見に来ています。

「ちょ…近藤さん、ちゃんと服着てくださいよ!」

「おう!君も飲んでるかなっ!?あはははは!!」

「やめとけ。この状態の近藤さんには何言っても無駄だ。そろそろふんどしすら無くなるだろうから、あっち行ってな」

少しだけ頬がピンク色の土方さんに促され、皆の輪から距離を置くことにした。
楽しそうだなぁ、なんて思いながら、自分もちょびちょびお酒を飲みながら桜を見上げていると……

「よーー。一人で寂しそうじゃねぇかィ」

なんて言いながら、総悟が近づいてきた。

「総悟こそ。皆と一緒に盛り上がらなくていいの?」

「俺ァふんどし一丁にはなりたくねぇ」

「ふふ、確かに。似合わないね」

想像してしまい笑っていると、突然総悟がもたれ掛かって来た。

「え?ちょっと総悟?」

「あーーー俺もちっと飲みすぎちまいやした。頭クラクラすらァ」

「わわ、わ」

言いながらもズズっと体重を掛けられ、支えきれるわけもなく。
いつの間にか、私の足に総悟の頭が乗っていて、まるで膝枕している体勢になっていた。

「……重い」

「飲み過ぎちまったなァ」

「……わざとでしょ」

「さぁね」


足の上の総悟の髪を軽く撫でると、気持ちよさそうに目を閉じてしまった。
そんな彼を見て、わざとでもいいかな、なんて思ってしまうあたり、私も少し酔っているのかもしれない。


end



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