Here you are!

□Naked
6ページ/24ページ


「んっ…はっ…ん…」


耳の穴を、耳朶を、耳の軟骨を舌先でなぞって何度も浸食すると翔くんは少し身を縮め甘い声を漏らす。


「翔くん…翔くんの穴と言う穴に舌を突っ込んで良い?」


耳元で吐息混じりに訊ねれば身震いして「バカ…」と呟くが、満更じゃない声のトーンに再び耳の奥へと舌を這わす…唾液で耳の入り口はベタベタになってしまった。


「松潤…んっ…止め…」


耳から唇へ…膨れた下唇を甘噛みしたり、吸ったり、上唇を舌先でなぞると翔くんも舌を出してくれるのでそれを吸う…
唇を閉じた状態で吸うのと唇を開き差し出された状態の舌を吸うのとでは卑猥さが違う…
翔くんの喉が鳴る。
舌を解放し、上唇からツンと上を向く鼻先へと舌を伸ばす。
形の良い鼻全体を唇で挟めばクスクス笑う。


「ふふふ…松潤何やってんの?」


「鼻の穴犯してんの…翔くんの穴と言う穴犯してやるんだから…」


オレも笑いながら答えると「そんな事言うヤツ初めて見た」と、またクスクス笑う。
鼻の穴を舌で丁寧に舐めると「止めろって…ふふ…松潤…くすぐったい…」と笑った。


「犬の鼻みたいに濡れてる」


「お前がしたんだよ」


笑う翔くんの目尻は皺を作り、鼻を手で拭った。


「目も穴かな〜」


言って舌を這わすと「止めて…松潤」と目を瞑りオレの与える舌先の刺激を笑いながら堪えている…
オレは目尻から目頭へと舌でなぞって、そのギャザーを作る隙間に舌を優しく押し込んだ


「…それでも…エロいな…」


熱を孕む声に腰が疼く。
身体を起こし首や胸、わき腹に手を伸ばし探りながら「他に穴は無い?」と言うと「それ何プレイ?」と嬉しそうに笑う。
翔くんの弾む声はオレを幸福にする。
掴んだ右手の指を小指の方から順番に舐めると「それは穴じゃない…隙間だ」と威張る。それでも指先の爪の間を舌でなぞりながら上目遣いで翔くんを見つめると目を細め「エッロ…」と呟いた。


「あった!穴…」


ヘソピアスの痕を残すそこを指差しキスをする。
小さく渦を巻くそこを舌で強く舐めて吸ってみる…なんだか唇と一緒だ…と思ったら…変な想像が頭に浮かぶ。


「挿入できないかな…」


「はぁ?ここに?何入れる気だよ」


何って…


「入る訳ねーだろ…怖い事言うな!」


翔くんがオレの頭を小突いた。


「痛っ…そうだけどさ〜…翔くんの全ての穴に挿入してみたいな…」


「無理!それこそ…っ…んっ…」


オレは翔くんの言葉を最後まで聞かずにずっと誇張したまま上を向く翔くんの先端に舌を当てる…


「んっ…ふ…それ…それこそ何プレイだよ…」


赤く鬱血しながら意思表示する様に震える塊をゆっくり舌先だけで撫でてやる。


「ここにも…穴がある…」


先端で泪を溢す小さな穴を舌先で何度も撫でる。


「んっ…あっ…ソコ…んっ…」


珍しく声を我慢しない様子に戸惑いながら…そう言えば今日はいつもの3割増し位で素直だと気付く。


「松潤…頼むから…っ……最中に『どうだ…オレ…スゴいだろ』なんて言うなよ…絶対嫌だからな…!」


翔くんはオレが舞台で言った台詞を…半分照れながら、半分絶対嫌だって顔をして言った。


「…オレだって…嫌だよ…そんな自分にテクニック有るなんて思ってないし…」


久しぶりにベッドシーンをやった気がする。
しかもそれが舞台で…台詞が…「脱げよ」なんて言ったりして…松本潤のビジュアル、イメージにピッタリな台詞を言わされ…久しぶりだな〜って少し他人事の様に思いながら演じた…
本来のオレなんて…あんなに強気でも無いし…自信家でも無いのに。


「じゃあ何でオレ…毎回こんなに気持ち良いんだ?」


「それは…テクニックなんてもんじゃなくて…」


言いかけて恥ずかしくなり止めた…だって…


「言えよ…テクニックじゃなけりゃ何だ?」


「ヤダ…絶対言わねぇ…」


「何でだよ…言えって……あっ…んっ…松…潤っ…!」


余計な事を考えられ無いように…オレは翔くんの塊を握りしめ舌先で先端の穴を抉じ開けるように強めに衝いた。
この小さな穴でさえ犯してやりたい…

強めに刺激しているのにも関わらず翔くんは痛がる様子もなく…甘く哭くのでそのまま膨れた頭を舌で舐め回し軽く吸い上げた。じわりと翔くんの体液の味がして…オレの腰がますます疼いてゆくのを感じた。



次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ