Here you are!
□Love Situation
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初夢が見れなかったオレの為に松潤は辻口ファーザーのフォンダンショコラを買って来た。
「ショコラ王子はどっちかっつうとオレでしょ!」
などと言いながら、買って来た松潤はオーブンで3分それを温めた。
ほんのり温かく中は柔らかいフォンダンショコラの出来上がり。
「チョコとシャンパンって合うんだよな」
オレの言葉に松潤は「了解!」と返事をしてシャンパンのハーフボトルを開けた。
正月休みも明日で終わり。
言わずもがな…ですが、
2011年も突っ走りますよ!松潤と…嵐と一緒にね。
甘すぎず、カカオの苦味と洋酒の香りがうっすら感じ、こりゃ大人のデザートだね。
自称ショコラ王子もご満悦。
年上の共演女優さんに、『クールでシャイで打ち解けると優しくて、チョコレートの大好きな男の子』と言わしめた…この男…
この時まだ19歳だったとは…末恐ろしい…
でも、ずっとオレの事は好きだったらしいから、まあ良いか…
なんて上がったり下がったりの思考回路をしながら高級洋菓子を味わう。
「やっぱ冬はチョコレートだよ。」
ご機嫌な松潤が言う。
基本オレといる時はご機嫌ですが。
「今夜はしないよ」
「ええ!?」
オレの宣言に素早い反応を返す松潤。
「し…しないって…」
「今夜の目的は初夢を見る事!」
「あのね、翔くん。良い睡眠の為には寝る前の軽い運動が良いってJUNSTAでリスナーの子が教えてくれたよ?」
「軽い運動!?軽い運動!?あれが軽い運動!?」
口では言えない、あーんな事やこーんな事を軽い運動!?
松潤は必死で頭をコクンコクンとさせ頷く。
「お前にとってあれが軽い運動なら、相葉くん並の体力だ!
今夜はしない!」
「あっじやあさ、手でしない?昔やったみたいに。」
「手だけで済むのか?」
またもや松潤は頭をコクンコクンとさせ頷く。
信用ならないな。
「とにかく今夜はしないから!」
とか何とか言いながら、オレもね、甘いと言うか、弱いと言うか…
「んっ…」
「…しょおっ…くん…」
座った状態でキスを繰り返しながら互いに互いの隆起した塊を手で撫で上げる。
熱い吐息と高まる鼓動。
甘いシャンパンの香り。
「…あっ…松潤…ゴム…」
「ん…?着ける…?」
「…ん、その方が、後が楽…」
松潤はベッドのサイドボードからコンドームを二つ取り出し一つをオレに手渡した。
オレは袋を破りローションのついた薄いゴムを松潤のそれに被せようとする。
「えっ!オレの?」
驚きながらもされるがまま、松潤は、キツイゴムが先っぽからゆっくり被ってゆくのを見ていた。
「なんか…恥ずかしいね。」
少し高い声で照れる。
昔はゴムの被せっこなんて良くやったのに…今更何恥ずかしがってんのか…
今度は松潤が袋を破りオレの塊の先端にゴムをのせる。
器用な指先が上から下へ撫でるようにゴムがはめられてゆく。
あっ…やっぱ恥ずかしいわ。
バレないように心の中で笑った。
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