箒星☆短いお話

□何して欲しい?
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「獄寺君、好きだよ」
そう言ってから目の前の愛しい人にキスをする。


深く、深く…
ディープキスってヤツね♪

「はぁ…はぁ……じゅ、だいめ…」
このくらいで息切らすなんて、本当可愛い。

「次は何して欲しい?」
彼の綺麗な銀色の髪を自分の人差し指に絡めてクルクル回しながら聞く。

「……十代目が決めてください」
彼はいつもこうだ…
自分の意思を俺に言ってくれない。

十代目、十代目って…
確かに俺はボンゴレの十代目ボスで獄寺君はその部下だけど、俺達は“恋人”だろ…

俺はいつでも獄寺君と対等でありたいんだ!


「十代目?」
「……じゃぁ、何もしない」
そう言って彼から少し距離をとる。



「すみません…十代目」
しばらくしてそんな声が聞こえた。

「何で謝るの?」

「十代目が…怒ってるので」

「どうして俺が怒るの?」

「それは俺が十代目を怒らす様な事をしたから?」

声がどんどん小さくなっていく。
顔は俯いてて見てないけど、今獄寺君がどんな表情をしてるか俺にはわかるよ。

「まぁ、正解かな?」
そう言ってから彼の頬に手を添えて俺の方に向かせる。


「俺は……獄寺君と対等でありたい」

「えっ?」

「獄寺君はいつも俺任せで、君の意思を俺に教えてくれない」

俺がそう言うと頬に添えてる俺の手を獄寺君が両手で包む様に握る。

「じゅ、十代目ぇえ〜!!」
「ちょっ、何で泣いてるの!?」

「十代目が俺の事をそんなに思って下さってるなんて!俺感激です!!」
何か調子狂うな…
可愛いからいいけど

「じゃぁ、獄寺君は俺に何してほしい?」

さっきの様に人差し指に彼の髪を絡めながら聞く。

「そっそんな事急に聞かれても…」

「早く」

「じゃっじゃぁ!……“隼人”って呼んで下さい////」
髪を弄るのをやめて獄寺君と向き合う。

「隼人」

「っ//////」
「えいっ」
顔を真っ赤にして金魚みたいに口をパクパクさせてる獄寺君にキスをする。

もっとスゴイ事期待してたけど今はまだいいや

「あれ?獄寺君!?ごーくーでーらーくーん!」

「………」(←酸欠&恥ずかしさで気絶


今度息の仕方教えよ♪




ーendー
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