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□あつくてきもちいい…?
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「何かもうこの中暑いんで出ちゃいますよ?」
5分ほど、目をキラキラさせながら格闘したにも関わらず、案外すぐに飽きてしまったミナミの後輩。
「え 待てよ俺も行く!」
それを狙っていたようなものなのに、この空気だと、クローゼットどころか部屋から出て行かれそうだ。
それだけは阻止したい。残り約30分、国宝ほっぺは俺だけのもんだ!
「もっと暑くなるじゃないですかっ;;」
「いんだよ楽しいことは平等に!だろ!!」
若干理不尽な気もしてならない言い訳をして、クローゼットめがけて突撃する。
人一人が入っているため、スペースもあり、合宿所のとはいえ自分のクローゼットなのもあり、一撃で突入出来た。
「へへっ」
すぐ隣に居るかわいいもふもふに笑顔を向ける。
つられて笑みを浮かべるもふもふ。
「やっぱり、一人より二人のほうがいいですね!ドキドキします!」
なんてかわいいこと言うもんだから
「二人より三人、三人より四人 だろ!」
なんて、照れ隠しのための言葉を吐いた。
確かに大人数で楽しいことをするのも大好きだけど、今は二人で居たい・・・。

「に・・・逃げるべきだ風丸!俺達気付かれてるぞ!」
「いや・・・もう思い切って突入するしかない!」
風丸の真剣な声に、鬼道も静かに頷き、突入の意を決した。
ゆっくりドアノブを回すと、鍵がかけられていないことが分かった。
もう一度静かにノブを戻し、視線で通信する。
(行くぞっ!)
口パクでの風丸の言葉に合わせ、二人は部屋に突入する。
普通、ドアを開けるとすぐに見えるベッドの上。
そこには誰の姿も無い。
「わーっ!」
「うわーっ!!!」
風丸の驚く声に鬼道も驚く。
その前に綱海と立向居の無邪気な声。
尻もちをついた風丸を見て、けらけらと笑う綱海と立向居。
状況が全く整理できない盗聴二人組。
「た、立向居、よかったな・・・」
自分の考えていたことが間違っていたと分かって安堵する。
これで立向居は夕飯を食べることができる。
明日の練習にも支障は出ない。
本当によかった・・・;;
「よかったですね・・・。誰も来なかったら、暑くて何かちょっと恥ずかしいだけでどうしようって思ってたんですよ。」
そう言った立向居を見る綱海の目が変わった。
あれこそ正に“獲物を追う狼”だ。
「そ、そろそろ夕飯だから 行こうか立向居!!」
「は、はい!・・・?」
明らかに何かの阻止に必死な二人(今は特に鬼道)の様子に
戸惑いながらも返事をして、立向居は半ば強制連行の形で食道まで連れて行かれた。




とりあえず終わり!(え
ただ勘違いされる綱立が書きたかっただけとゆー←
これを一番最初に書き始めたのに、完結までにディラマクと不鬼不書いちゃった(^ω^;)・・・。
どうも長編は難しいみたいでーす!

お粗末様でした;;

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